[コメント] 仕組まれた罠(1954/米)
文学原作もうなずける片鱗は随所に見られる。各人各様の運命のなりゆきが性格悲劇的。中年男の愛の捻じれた末の妄執も、悪女ぶらざるを得ない女の悲哀も、あるいは思いの届かない少女の純情も。冷めたスープ、愛と妄執を分かつメモ、あるいはフライング気味に溢れる涙。列車というのは画面を縦横に活かせるからこその装置でもあるのかも。
(鷂)
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