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[コメント] 五線譜のラブレター De-Lovely(2004/米)

何でみんな、そんなに点数が低いの?って思うくらいハマってしまいました。特に「♪ソー・イン・ラブ」(ってより、日曜洋画劇場のテーマ)のシーンは最高!
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







まず、歌。実はとっても有名な歌手の皆様ですが、「歌がうまいなあ」と思っていたけど、残念ながら顔見て誰か判るほど詳しくは無いので、後になってパンフをみてみて、「そんな有名な人たちばっかりだったのか!」と二度びっくり。(エルビス・コステロなんて、実にノリノリ)。サントラ買っちゃった!

次に俳優陣。ケビン・クライン、やっぱり何やってもうまいね、この人。それに歌のうまいこと。今回のほとんどが生歌だそうで、アフレコではなく、スタジオでその場で歌っていたそうなので、またびっくり。

そして、アシュレイ・ジャド。この人はいままで「役」に恵まれていなかったと、いつも思っていたけど(いつも弁護士だとか女刑事だとか、バリバリのキャリアウーマンばかり)、今回はその不満を一掃してくれる、ぴったりの役。

冒頭で「思い出のキャラ」勢ぞろいのところももう一度見たい。もう一度映画館ではじめから見たい。豪華ゲストの歌とステージ(『ムーランルージュ』のニニ役のキャロライン・オコナーまでいた!)を楽しみたい。何度でも見たいと思える映画です。

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ということで、二度目、見ちゃいました。一回目はストーリーを追っていたので、今度は、歌と演技を十分に堪能するために。

豪華すぎるぐらいのゲスト歌手たちの美声にホレボレ。でも、最初に見たときは、誰一人判別できなかった。唯一「♪エニシング・ゴーズ」のキャロライン・オコナーは『ムーラン・ルージュ』見てたから、判ったぐらい。ロビー・ウイリアムスなんて、「ウイリアム・H・メイシーが若作りしてるのかな?」とか思ったぐらいだし、エルビス・コステロの役とMGMのマネージャーを混同してたし。

今度は衣装にも注目。アルマーニの衣装を美しく着こなすアシュレイにため息。でも一番のお気に入りは「クレオパトラ」。

演技のほうはもちろん、ケビン・クラインの歌。一番のみどころ「♪ソー・イン・ラブ」は、歌手が歌うほうよりも、ケビンのコール・ポーターが病床のリンダに聞かせてあげるほうが断然いい!。サントラには、こっちを入れてほしかった。

もうひとつ、今回は最後の「♪ブロウ・ガブリエル・ブロウ」がジーンときた。一回目のときは、ちょっと唐突でびっくりしたけど、今回は本当に「楽しいエンディング」でした。みんな満面の笑みでコールの元へと戻ってきて、とりわけボリス(バレエダンサー)の人なつっこい顔にドキッとさせられました。

「あー、もう一回みたい」。こんな気分は『ムーラン・ルージュ』以来。

(評価:★5)

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