[コメント] 五線譜のラブレター De-Lovely(2004/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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まず、歌。実はとっても有名な歌手の皆様ですが、「歌がうまいなあ」と思っていたけど、残念ながら顔見て誰か判るほど詳しくは無いので、後になってパンフをみてみて、「そんな有名な人たちばっかりだったのか!」と二度びっくり。(エルビス・コステロなんて、実にノリノリ)。サントラ買っちゃった!
次に俳優陣。ケビン・クライン、やっぱり何やってもうまいね、この人。それに歌のうまいこと。今回のほとんどが生歌だそうで、アフレコではなく、スタジオでその場で歌っていたそうなので、またびっくり。
そして、アシュレイ・ジャド。この人はいままで「役」に恵まれていなかったと、いつも思っていたけど(いつも弁護士だとか女刑事だとか、バリバリのキャリアウーマンばかり)、今回はその不満を一掃してくれる、ぴったりの役。
冒頭で「思い出のキャラ」勢ぞろいのところももう一度見たい。もう一度映画館ではじめから見たい。豪華ゲストの歌とステージ(『ムーランルージュ』のニニ役のキャロライン・オコナーまでいた!)を楽しみたい。何度でも見たいと思える映画です。
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ということで、二度目、見ちゃいました。一回目はストーリーを追っていたので、今度は、歌と演技を十分に堪能するために。
豪華すぎるぐらいのゲスト歌手たちの美声にホレボレ。でも、最初に見たときは、誰一人判別できなかった。唯一「♪エニシング・ゴーズ」のキャロライン・オコナーは『ムーラン・ルージュ』見てたから、判ったぐらい。ロビー・ウイリアムスなんて、「ウイリアム・H・メイシーが若作りしてるのかな?」とか思ったぐらいだし、エルビス・コステロの役とMGMのマネージャーを混同してたし。
今度は衣装にも注目。アルマーニの衣装を美しく着こなすアシュレイにため息。でも一番のお気に入りは「クレオパトラ」。
演技のほうはもちろん、ケビン・クラインの歌。一番のみどころ「♪ソー・イン・ラブ」は、歌手が歌うほうよりも、ケビンのコール・ポーターが病床のリンダに聞かせてあげるほうが断然いい!。サントラには、こっちを入れてほしかった。
もうひとつ、今回は最後の「♪ブロウ・ガブリエル・ブロウ」がジーンときた。一回目のときは、ちょっと唐突でびっくりしたけど、今回は本当に「楽しいエンディング」でした。みんな満面の笑みでコールの元へと戻ってきて、とりわけボリス(バレエダンサー)の人なつっこい顔にドキッとさせられました。
「あー、もう一回みたい」。こんな気分は『ムーラン・ルージュ』以来。
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