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[コメント] 蛇姫様(1959/日)

冒頭、城の広間のシーンなんて良い雰囲気で期待を持たせるが、タイトルロールを演じる琴姫・瑳峨三智子が登場からしかめっ面ばかりで魅力が無い。また、タイトルから「蛇に変身するお姫様の話」かと思ってしまったのだが...
ゑぎ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 実は蛇は中村玉緒演じる侍女の化身であり、瑳峨三智子のことではない。そんなことはどうでも良いかも知れないが、このタイトルなのだから瑳峨三智子が映画を背負って立って欲しかった。ただし、この琴姫と侍女(蛇の化身)との関係は少し同性愛的で面白い。他の役者にふれると市川雷蔵が飛び込む旅芝居一座の女、お島役の近藤美恵子がなかなかいい。この人もこういう粋筋の役がよく似合う。また、敵役の家老−河津清三郎が憎憎しくていい。この悪役造型は特筆に価する。

(評価:★3)

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