[コメント] 四つの結婚(1944/日)
この時期に戦争に関してあえて語らないことが奥ゆかしいという視点があったことが興味深いし、こんな暢気な映画があったことも面白い。松竹もびっくりしそうな雲海富士が強烈。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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河野秋武のいい人ぶりが実に良い。 三島が小坂家に行く途中でなぜか童謡(はしれ〜はしれ〜そらはしれ〜♪ってやつ)が突然流れるので思わず噴き出しそうになる。 河野が少年のような純真さを出しているから合ってなくもないがやはり変。
三島が帰った後の小坂家の会話で三女(美人の山根寿子が花嫁姿だとなぜかブス)が嫁に行くことが判明するのだが、大隈が真相を喋るまで引っ張っても面白かったと思う。研究所に長女と四女が訪問した時にも聞くの忘れてるじゃん!(笑)みたいな。
四女の凸の最後の表情に注目。ゲラゲラ笑った後に急に真剣で心配そうな表情になったかと思うと吹き出して幸福そうな笑みを浮かべて終わるのだが、こんな微妙な表情を出せる凸はやはり凄い。そういや車輪のアップは稲垣版『無法松の一生』みたいだったな。
江川宇礼雄って、なんかバタくさい顔しているなあと思ったらドイツ人と日本人のハーフなのね。同盟国・・・。
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