[コメント] コーヒー&シガレッツ(2003/米=日=伊)
最小単位にして必要充分。
■この映画はまるで、ジャームッシュのリハビリのようであり、モノクロで、二人(か3人)がテーブルにすわり会話するだけ(基本的には)という、まあ悪く言えば馬鹿みたいな、よく言えば「映画とはこれだけで成立するのだ」という最小単位にして必要充分、映画そのものな映画だ。
■初期のモノクロ作品にあった、なんともいえないおかしみがここでは復活しているが、だからこそか、パンチには欠けるなあ(ジャームッシュだからそれでいいのだが)。
■そんなに話題作になるようには見えないし、「待望の」に値するわけでも、おしゃれキャンペーンが似合うわけでもない。こっそりと公開され、愛好家が愛でるのが似合っている。
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