[コメント] タッチ・オブ・スパイス(2003/ギリシャ=トルコ)
この映画、ギリシャ本国では大当たりで国民的映画だそうである。キプロス紛争も絡まり、南北朝鮮のような哀しみが底流に流れスパイスとなってますが、でもこの映画…。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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観たひとはお解りですよね、これは『ニューシネマパラダイス』の完全なる焼き直しではあ〜りませんか!(但し「劇場公開版」でなく「完全版」の、) [*以下、「ニューシネ完全版」の話もします、注意!]
主人公の印象からしてクリソツです。「完全版の、」という処がミソで、主人公の恋の焼けぼっくりはここでは完全に落とし前をつけられており、その点ではイサギが良い。ノスタルジーと淡い初恋…。
片や本家の方は「映画の映画」という超反則技ではありますが、『タッチオブ…』のメンバーではジャック=ペランやトト少年、フィリップ=ノワレにはかないませんな〜。それにぼくはあの「完全版」の、ラストまで勘違いし続けるペランの或る種の狂気が好きなのです。ノスタルジーから逃れられない人間の哀しさを描いていると思うから…。
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