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[コメント] ふしだらな女(1926/英)

嫁ぎ先の家の「階段」の特異な設置の仕方に視覚的細部・説話的装置としての階段に対するヒッチコックの意識の高さが認められるが、振り子運動する片眼鏡から振り子時計へのカット繋ぎなどは技巧のための技巧に留まり、結句習作の域を出ない。せめて「カメラ恐怖症」を中心的モティーフとして映画が組み立てられていたら。
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