お蝶（黒人の女の子）なんて何故だかいつもちょこっとだけ乳首出てるし。あれは狙いなのか？そうでなくても「必然性のないヌード」は相変わらず多い作品ですしね。

　そんな中、いつもならヤクザとカポネ団の二元抗争で終始するところを、奈美と番長ガールズを絡ませて四元にしてみたり、あちこちをダイヤとともに逃げ回ることでちょっとしたロードムービーにしてみたりと、新しい番長の景色をいろいろと観せてくれようという努力が感じられます。実際九州のあちこちで下らない騒ぎを繰り返す様は、ちょっとお祭り感があって観ていて楽しい。

　クライマックスの「中途半端なゴレンジャーっぽさ」もチープで良かった。山城新伍と鈴木ヤスシのやりたい放題も、ここに極まれりって感じでよかった。シリーズ最後を飾るにふさわしい、ちょっと一つ突き抜けた気持ちよいバカ映画だったと思います。ありがとう番長！ビバ！番長！