コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ミクロの決死圏(1966/米)

「SF世界を創造する」ことに対する素朴な楽しさ、喜びが作品から横溢する。原題"Fantastic Voyage"とは正反対のニュアンスの邦題だけど、どっちも映画の雰囲気をうまく現していると思う。
緑雨

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







潜水艇と司令部とが通信で繋がるというSFではお馴染みのシチュエーションも、何千メートルの深海や何万光年離れた宇宙空間ではなく実はそこに寝てるおっさんの体内、という距離感がユニーク。

手術室でハサミ落っことして耳官の中が大パニックになる、なんて即物的な表現が楽しいし、ラクウェル・ウェルチの肢体に免疫抗体が絡みついて攻撃されるなんて、実にフィジカルじゃないですか。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。