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[コメント] 喜劇 初詣列車(1968/日)

喜劇としてはそこそこ笑えるのだが、粘着質な演出が妙に気になる。一発ギャグや恋愛劇は、スパッと終わらせてこそ生きるものだろう。さもなくば、残尿感にも似た不快感が残ることになる。
水那岐

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







例えば、フーテンの小松をめぐる渥美の家族隣人のラリリギャグのしつこさ。

また、前衛音楽シーンで使われた、皿を割ると「アオ」と渥美が叫ぶギャグを30分後まで引きずるしつこさ。

そして、「いいお友達」発言でケリのついた渥美と佐久間をきっぱり別れさせず、TVカメラを通じてからませるしつこさ。

さらに言えば存在自体がしつこいだけの川崎敬三は要らない。彼のおかげで渥美の妻、中村玉緒がちっとも生きてこなかった。

少なくともあと20分は削るべきだろう。そうすればコメディとしてもテンポの良さが出たというものだ。

(評価:★2)

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