[コメント] パルチザン前史(1969/日)
今の普通の大学生にこの作品を見せたらどう感じるんでしょうかね?多分「意味わかんね」という人が多いんだろうな(正直私も良くわからない部分が多いです)。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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全共闘運動の激しいエネルギーに圧倒されましたね。京大・阪市大の時計台攻防戦、京都市街戦の迫力はまるで内戦のようで凄まじいものがありました。ただ、これだけのパワーが一般市民にまで浸透しなかったのは、結局滝田修が言うところの「祭り」にまで運動を持っていくことができなかったからなのでしょうかね?
しかし、この滝田修という男のキャラクターが非常に魅力的でしたね。関西弁でどことなくユーモア漂う語り口や、家庭を持ち生活のためにアルバイトもするなど地に足をつけた生活の中で闘争活動を行っていくスタイルは、さぞかし多くの人に影響を与えたのだろうなと思わせます。特に大学解体を叫びながら生活のため予備校で教鞭をとらなければならない矛盾を生活費の実態を曝け出しながら弁解するシーンなどは非常に人間臭さがでていましたね。
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