[コメント] フォーガットン(2004/米)
千と千尋のフォーガットン。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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大作にも出ているけど、B級SF作品で本領を発揮する(と私は思っている)ゲイリー・シニーズが出た時点で後半部分を受け入れる下地ができたようなもの。予告編やら前情報やらパッケージやらでSF臭を発していたら、ここまでブーイングの嵐にもならなかったかと。おまけに主演はジュリアン・ムーアだ。この作品に出る直前は『シッピング・ニュース』『エデンより彼方に』『めぐりあう時間たち』と、あたかも「演技派」が出演するような作品で目立ってたから、よもや「フォーガットーーーン!!」な流れになるとは誰も思うまい(逆に『トゥモロー・ワールド』でちょっと期待しちゃったけど)。というような流れから、特に怒りもなくすんなり最後まで見られた。可もなく不可もなく。
同時期に上映していた『フライト・プラン』なんかと同様「何が何でも子供は守る」な母の姿を見せたかった裏には、実際はそうでもなくなりつつあるアメリカの現状というのがあるのかもしれない。そこにインパクトをもたらすには神隠し的な要素が必要だったんだろうけど、この作品はそれがあの「フォーーガットンネーーーン!!」なんだろうな。
前半のサスペンス・タッチは、物語の運びというよりも映像の色が良かった。当時の流行りみたいなもんだけど、今見てもまだいける。
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