[コメント] フォーガットン(2004/米)
何を隠そう、2005年公開で一番期待していたのはこの作品だった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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という表題を書いてこの採点ではオチが割れているわけだけど。
そもそも2004年には米国公開されており、年末には日本でも予告編が流れていた。にも関わらず公開は2005年中盤。日本でも売り方に困ったのでしょうね。
予告は優れていた。自分の子供の存在を周囲はおろか夫さえも忘れていくという「サワリ」を見せられて、期待するなというほうがおかしい。(このときには「シュポーン」はなかった)その時点で私は「これは極上のサスペンスだぜ!」と確信を持った。
にも関わらずSFだったなんて。これって、夢オチに等しい逃げではないか。いや、夢オチのほうがこの場合は良かった気がする。「だって宇宙人のせいなんだもん」・・・予想すら出来ないネガティブなオトシドコロ。未知なる力のせいにするなんて、そりゃー卑怯というものでしょ。その上、実験の内容さえも説得力なし。脚本家は序盤の「家族写真から子供だけが消えていく」夢を見て、そこから脚本を膨らませていったらしいが、結局優れていたのはその部分を含む序盤だけ。膨らませたのではなく貧相な枝葉を接木していっただけだった。
でも、まあそれでも結構面白がれたし、口をポカーンと開けながら観られたのでヨシとしましょうかね。余談ですが、一番ビックリしたのは車が横に突っ込んでくるところでした。
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