[コメント] PTU(2003/香港)
プロットから必然的に「夜」の映画(『ナイト・オン・ザ・プラネット』や『コラテラル』のように)となるわけで、その分凝った照明になっているのだが、それが画面を審美的に偏らせすぎている。画面に暗喩を散りばめたり審美に偏りすぎたりすると、映画的運動の勢いは大抵減衰していく。夜明けの光線の変化を待たずして終わるのも辛い。包丁で刺されたやつが走り出す辺りの荒唐無稽さなど、やっぱり見所はあるんだけど。
(赤い戦車)
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