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[コメント] ベルリン、僕らの革命(2004/独=オーストリア)

何か生ぬるい。それは映画としても「君らの革命」としても。 2005年5月1日劇場鑑賞
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







革命と言えば近年だと『モーターサイクル・ダイヤリーズ』のゲバラ(ガエル・ガルシア・ベルナル)の勇姿を思い出す。それに比べれば、この映画で描かれる革命は、何か突発的と言うか、非理性的と言うか、表層的と言うか、薄っぺらというか。

「青春」として語るのであれば、もっと情熱的に出来たと思うのだけど、何か違う気がする。この映画が語った「彼らの」革命は、結局の所、彼らの自己満足に終始しているにしか過ぎないと思う。「それが青春だ」と言ってしまえばそれまでなのだけども、所詮自己満足で終始する革命ならば、そんなの自己改革レベルの・・・って、ああ、だから『僕らの革命』なのか(笑)

基本的に作り方の問題だろうか。主人公を見ていてもイライラする。革命したいのか、騒ぎたいのか。まぁ、騒ぎながら革命したいんだろうな。そんなの映画にしたってなぁ・・・ラストシーンで最終的に総括。自己肯定。なぬー。自己批判しろ!自己批判を!

(評価:★2)

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