アリス役ナタリー・ポートマン、クレジット３番手。順位は大人の事情なのか、上の二人をくってしまっていたのか。意味を持たない詩的な日常会話の中で、アリスだけがそれっぽく何処かに居そうであり、よい顔をしていました。サイバーレッド色の髪のスレた子供の顔から始まり、お別れを言う時の濡れた犬風（マチルダ）の子供の顔、、、帰国後（ラストショット）の大人びた顔。嘘を吐けるようになった顔。それらしくそれらしい彼女の表情が拙い脚本を助けていました。

まあ役柄も一人だけ良かったですね。ダン（ジュード・ロウ）に意味なく本名を偽ったのと、別れの口実の嘘。他３人が嘘を自己弁護と駆け引きのために行うのに対し、彼女の嘘だけが可愛らしかったです。

全体を通すと、とりあえずどんな時もお茶を出そうとする英国ギャグが面白かったです。