[コメント] ボビー・フィッシャーを探して(1993/米)
親の身勝手が子供の気持ちを虐げるのかもしれない。(2011/03/02)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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『ヒカルの碁』もそうですが、ポケポンカードゲーム、遊戯王など、子供がこぞって喜ぶゲームを大人が付き添って応援する姿を自分も経験しているだけに、この天才少年と親の関係がとても複雑に思えました。
本人の意思はどこにあるの?
これがテーマでしょうね。
実はボビー・フィッシャーという伝説に乗って、この子供の気持ちと現実とはまったく別物であることを理解しないといけませんね。
子供のセリフでボビー・フィッシャーへのあこがれのようなナレーションが入りますけども、実はこれはフェイクで、子供と親の関係を示す物語なんだと思うんです。
子供がチェスの技術でどんどん上達してゆく。
その過程で公園の攻撃的なチェスと、伝統的な指導と、その両方を内部に組み入れて、見事にチャンピオンに至るまでの映画。
とても美しい物語ですね。
子供の健気な姿勢と伝説の人物とは、実は全く別物でした、というお話。
本当にこの子役は素晴らしいです。
感動しました。
2011/03/03 自宅
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