[コメント] ジャッカス・ザ・ムービー(2002/米)
2010.1.1、書店のDVDコーナーで、ふと手にとって購入。こんなもんが2010年一発目の鑑賞作品とは、全く先が思いやられる。
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ケーブルテレビのチャンネルを回してるときに偶然見たような気もする「ジャッカス」。そのときは、工事現場に置いてあるような簡易トイレに入ったままひっくり返されるというネタをやってた気がする。
そのときの明確な記憶があって、このDVDを手に取ったわけではないのだが、ジャケ写から伝わってくるアホアホな雰囲気に引きつけられて、思わず購入してしまった。
内容はというと、「大人が身体を張って、くだらないイタズラをする」というもので、度を超した多数のイタズラエピソードから構成される。「レンタカー・クラッシュ」「お店でウンコ」「ワサビでラリる」「ゴルフ場でエアホーン」などなど、各チャプターのタイトルから、なんとなく想像できる以上にくだらない映像の数々は、見る者を「笑いのタンツボ((c)by赤塚不二夫)」に引きずり込まずにはおかない。
この映像集の非常にすばらしいところは、その発想のくだらなさもさることながら、それを実演している連中が文字通り「身体を張っている」というところに尽きる。確かに、糞尿や下ネタオンパレードの映像は、良識的な人々からすれば侮蔑の対象であろうとは思うが、他のレビューにもあるように、この「ジャッカス」においては、誰一人安全圏から高見の見物を決め込むことなく、参加者全員が身体を張っており、時にはその家族までがクレイジーなネタの犠牲になってしまうと言うところが、すばらしい。日本のお笑いの大御所には、自分のスタッフや子分達にネタをやらせて笑ってるという、立場を利用したイジメまがいの卑怯な態度が時に見られるが、「ジャッカス」においてはそういうことがない。
私はこのフィルムのそういう点に非常に好感を持った。と、彼らも予想外の評価にたじろいでしまうような感想を書いてしまったが、それはともかく、年頭一発目に、こんな映画のレビューを真面目に書いている自分の今年一年が激しく非常にすごく不安である。
ただこの映画、決して万人向きの内容ではないので、購入に際しては十分な検討をされることをオススメしたい。
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