[コメント] ニライカナイからの手紙(2005/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
主演の起用と舞台を沖縄の竹富島に選んだ点に限定すると(南果歩も良かった)いいと思う。
主演に関しては最初に言った通りで“沖縄”という場所は都会で生活している人間からすれば癒してくれる場所“心のオアシス”(表現古いな・・・)。だから映像として見ると癒されて心が落ち着く。
褒めるとこ以上。
“死んだ母親が自分の死を子供に悟らせないように二十歳の誕生日まで子供の誕生日には決まって手紙が届くように出す”この超パクリのプロットをサイドストーリーとして物語に登場させるならまだ「しゃ〜ね〜な」と思えるのだが冒頭から最後までそのプロット一本やりじゃねぇか(笑)ここまで脚本を書く人のアイデアがないのかと思うと怒りを通り越して哀しい。
“母親は実は死んでいた”などという短絡的でお涙頂戴の事実なんかじゃなく例えば
“重い病気にかかってこの15年間はず〜っと寝たきりの母。娘に迷惑がかかるといけないと考え「娘に会いたいと」と思う衝動を押さえ込んで会わないようにしていた。成長した娘はやがて母が入院している病院を突き止め・・・”とか
“祖父に(母からは義父)強姦された母。しかも子供を身篭ってしまった。小さな村だし噂が広まるのを恐れ中絶をする目的で海を渡るが母はどうしても中絶する事ができずに子供を生んで育てる事にする。もちろんもう竹富島には帰れない・・・”
とか、ちょっと俺が考えただけでも出てくるぐらいなんだから色々あんだろ!
こういう作品に高得点をつけるとアホな製作者が勘違いして同じ過ちを堂々と犯すのがムカつくから1点でよろし。ホントにムカついたし。
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