[コメント] ベンガルの夜(1988/仏=スイス=英)
カルカッタの混沌としたさまは画面いっぱいに打ち出されているが、混沌としすぎて登場人物の言動が非常に判りづらい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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一番判らないのは、手紙。
作中、度々手紙が登場する。アランが日に3度もガーティに送ったという手紙、コクハが手にして狂喜乱舞した手紙、一方ガヤトリには届かずに落胆した手紙、そして、ガヤトリが最後にアランにしたためた手紙。
こうした手紙の内容が最終的にはストーリーに絡んでくるものかと内容が読まれるのを待っていたが、結局最後まで解き明かされないままだった。
謎のラストは、これはこれで趣があると感じたが、最後の手紙を効果的に用いれば、もっと良かったと思う。例えば、アランが読まなかった手紙を落として去って行き、最後に手紙のアップで終わるとか、ヒラッと宙を舞う一枚の手紙、とか。
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