[コメント] ダニー・ザ・ドッグ(2005/仏=米=英=香港)
お約束の設定に想定の範囲内以下の収まり方。ところどころ残酷なのに意外にアマアマでございますよ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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いくら小柄で童顔とはいえ40歳を過ぎたジェット・リーにこの役はムリがある。新境地と言われても差し支えないソツのない演技だったが、ラストはやっぱりアクション頼みになってしまう。
出だしの状況からして展開が読めてしまうミエミエの設定だが、けっこうハードな人間ドラマ。と思わせつつ、そこはやはりベッソン印。娯楽映画の範囲内でおさめてくれました。
意外にスケールが広がらなくて結局はボブ・ホスキンスとの追っかけっこ。アクションなら最後に強敵との対決を見たかったし、ドラマに振るならモーガン・フリーマンにおいしいところをあげて、トラウマ克服してリンチェイがピアノを弾くラストとか、粋な計らいが欲しかったのよ。
それなのにモーガン・フリーマンもヒロインの娘も閉じ込めちゃって使わずじまい。ふつーヒロインが人質に取られるぐらいやるでしょ。母の○○シーンはあるけど、その他の身内は誰も死ぬこともなく、割りとヌルめな締め方だった。
陰影の効いた画面がきれいで、マッシブ・アタックの音楽も良かったので「レオン」の領域まで引っ張って欲しかったけど。
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