[コメント] 皇帝ペンギン(2005/仏)
列をなして行進するペンギン。雪原を腹這いで滑るペンギン。それだけで微笑んでしまう。皇帝ペンギンの佇まいは、南極大陸という惑星に住む異星人のように見えた。かかと立ちで何ヶ月も卵や雛を氷から守る両親。海と産卵地の無駄な往復に耐えられるように卵袋を持った新種に進化するか、産卵地がせめてもう少し近くならなぁ、と思ってしまう。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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産卵地と言えど絶対の安全地ではないことがよくわかった。
卵の受け渡しの失敗。
無事、雛が孵ったとしても、父か母の帰還が遅れれば見捨てられる。
ブリザードで凍死する可能性も、天敵に襲われる可能性も、もちろんある。
それでも行進は止まない。DNAに刻まれた本能の凄さ、そして恐ろしさ。
可愛いだけじゃ済まないんだな、ペンギンも。
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