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[コメント] ヒトラー 最期の12日間(2004/独=伊=オーストリア)

2004年9月公開から2ヶ月でドイツ国民の20分の1(400万人以上)がこの映画を見たらしい。(DVD特典冊子より)それも怖い話だ。
中世・日根野荘園

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







史実はいろいろな角度で調べてこそ全体が解る。資料が多ければ多いほど、いろいろな解釈ができるだろう。ある人の人生もいろいろな面がある。

シンドラーのリスト』のシンドラー氏もいろいろな面があったようだ。

セブンソード』でも、同じようなシーンがある。

でも、人の過ちを最後、正したくなるのが普通かもしれない。 それが「性(さが)」なのかもしれない。

この映画は、ひとつの側面だと感じる。 あるTV番組でドイツの高校教育を紹介したシーンがあった。現代史は、別枠で教育を受けるそうだ。(日本では、飛ばすか走るかの 3学期)

そして、未だ亡霊に悩まされ、生き続けているようにも思えてくる。

このセリフに、忠誠な側近たちに向かって「明日から恨むだろう」と。周りの忠誠者たちのほうが怖くなった。この1,2年のライブドア(堀江容疑者)に対するメディア報道にどこか、なぜか、似ていると感じるのは、私だけだろうか?

2ヶ月400万は何だろう。どんな気持ちで見たのか知りたくなったが。人それぞれなのかもしれない・・・・400万通り。

さらに、ベルリンの小学校でも鑑賞されたそうだ。(DVD特典冊子より)

NHK番組『映像の(20)世紀』で、ヒットラー演説映像(音声入)を見ている40歳代より。

2006.2.19

(評価:★5)

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