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[コメント] ヒトラー 最期の12日間(2004/独=伊=オーストリア)

戦争責任というものを考えるにあたっては日本人にもためになるところが多い。死に際に叫ぶ「ハイル、総統!」は「天皇陛下万歳!」と重なるし、「降伏の辱めを受けるくらいなら自決する」といった言葉もどこかで聞いたセリフだ。
緑雨

日本のいちばん長い日』ならぬ「ドイツのいちばん長い一週間」。

役者も含め作り手の熱意は伝わるし、個々のシーンにはかなりの見応えを感じるが、作品全体は冗長、焦点が絞り切れず散漫な印象で勿体ない。女性秘書の目を通して・・・のはずだったのに、その視点が一貫しない。前半ほとんど存在感の無かったゲッペルス一家が突如後半スポットライトを浴びる。従軍医師のエピソードも、爆弾少年のエピソードも中途半端。最後、登場人物の「その後」が字幕で説明されるが、誰が誰だったのか判然としない。

(評価:★3)

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