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[コメント] 春の調べ(1932/チェコスロバキア)

初ヌード劇映画として揶揄い半分に言及される作品な訳だが、1928年出版の「チャタレー夫人の恋人」と筋は随分似ているのであり、ブルジョアジー批判の側面もあったのではないのだろうかと疑問。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







合わない鍵や花と蜜蜂などの隠喩連発がポルノらしい処で、馬のノミ―に至る。パート・トーキーだがサイレントのほうが似つかわしい芸術映画であり、目に光線が当たるショットなど格好いい。監督は『愚かなる妻』の助監督を務めたとのことで、実力は当然なのだった。

ヘディ・キースラーは美人であり、胸を晒したショットだけ不美人に撮れているのは不幸。彼女が結婚した億万長者はこのフィルムを世界中から買い占めようとしたが果たせない間に離婚になったのは有名な逸話らしい。

(評価:★4)

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