[コメント] せかいのおわり(2004/日)
タイトルバックとラストショットに集約されているとおり円・水が主要モチーフであろう。円満であること、水のように流れが滞らないこと。水槽に混入される異物が象徴するように人間関係の拗れが彼女にとっての「終末」だ。DVだが光の扱いに工夫が見られるし、盆栽屋の特殊な構造を人物の移動でさりげなく分からせるのが良い。「映画を撮る」という意識を持って撮っている。脱力感のある会話はジャームッシュ的。
(赤い戦車)
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