[コメント] 旅役者(1940/日)
木塚誠一氏はフィルモグラフィを見渡す限り、どうも東宝争議の被害者らしく、各所でかなりの辛酸を舐めたようだが、中々にいい画を撮るカメラマンである。翌年の『秀子の車掌さん』なんかよりずっと映画している。馬役者二人が腰掛け、寝転がりながら愚痴ているシーンの背景はどれも、優れて叙情的であった。
これももっと多くの人の目に触れるべき隠れた秀作である。
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