[コメント] そして、ひと粒のひかり(2003/米=コロンビア)
母たる女性は強く生きてゆく。本来そのように出来ているものなのだ。だからひ弱な男たち(の中の俺)は、その大胆さに瞠目し、その行動力に驚嘆する。「エゴイズム」が我が子を包み込む時、それは単なる我が侭にはなり得ず、聖性さえ帯びたものになってゆくからだ。カタリーナ・サンディーノ・モレノ=マリアの風貌は、すでに処女聖母のものではなく、聖娼婦マリア・マグダレナの逞しさを漂わせていると言えよう。
(水那岐)
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