[コメント] ロバと王女(1970/仏)
「悪趣味」に陥りがちな毒々しい色遣いも、華やかな音楽を伴って上品な「美意識」に形を変えている。
それもこれも若き日の美しいカトリーヌ・ドヌーヴだからこそ成せる業。そして華やかなミシェル・ルグランの音楽があるからこそ成せる業。そしてそれらを最大限に活かす力量を持っているジャック・ドゥミだからこそ成せる業!
ストーリー的にはカラッポって言っていいほどなんの事はないお話なんですが、細かいディテールやナンセンスな色使い、それはもう字幕なんて読んでられないくらい画面の中は見所いっぱいでした。
復元を監修したアニエス・ヴァルダに感謝。
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07.01.11 記
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