ブラピの走り方ってアスリート走りっていうかスプリンター走りなので、普通の映画だとはまってないことが多い。『バベル』では閉口した（これに対して最も正しい「映画的」な走り方をするのはハリソン・フォードだと思っている）。でもこういう映画だと面白く映える。あの走りでアンジー追っかけて「レッツトーク！」はやっぱりどうしても面白い。

そこはかとなく出演者が楽しそうな雰囲気が伝わり、もともと設定も悪くないのでいい映画だと思うのだが、何となく作り手にあざとさというか見る側を舐めた雰囲気を感じ取ってしまうシーンがある。残念きわまりない。