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[コメント] 紐育の天使(1940/米)

オープニングの雨の夜の舗道。ジョン・クォーレンが飛び込み、ダグラス・フェアバンクスJr.トーマス・ミッチェルリタ・ヘイワースと出会うことになるクラブのシーンの構図と光の扱い。
ゑぎ

 或いは、ミッチェルが、中盤でフェアバンクスJrとヘイワースを連れていく劇場のシーン。この劇場の中の照明を落とした画面の美しさ。やっぱり、撮影者としてのリー・ガームスの仕事を楽しむ映画なのだ。

 ジョン・クォーレンという人は、フォード一家の一人で、『捜索者』ではヴェラ・マイルズハリー・ケリーJr.の父親を演じている俳優だ。彼が、金貸しへ明日までに返さないといけない3000ドルをめぐるお話。このシチュエーションが提示された時点でとても嬉しくなる。しかし、終盤は甘い(厳しさの足りない)展開となり少々がっかりした。

ベン・ヘクトとリー・ガームスがどうして共同監督を務めることになったのか、その経緯を調べようとして、英語サイトを含めて漁ってみたのだが、情報を得ることができなかった。

(評価:★3)

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