[コメント] プライドと偏見(2005/英)
キーラ・ナイトレイと古き良き英国の風景だけがこの映画の特長と論じられがちだが、それだけではない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まあ古典文学が原作なので、ジェットコースター的な話の展開も期待するべくもなく。映画の中で唯一起こるイベントはリディアとウィッカムの駆け落ちくらいである。原作は恋愛小説の古典と言われるがそれをある意味忠実に描いている。BBC版の方がいいという話もあるが5時間過ぎと長すぎなので(未見ですが)私は2時間ちょっとのこの映画の方がいいと思う。映画館でちょっとウルウル来たし。 何よりキーラ・ナイトレイが美しい。相手役のマシュー・マクファディンも現代的な眼で鑑定すると色男にはイマイチという感じだが、終盤に向けて男前に見えてしまうのは不思議。まあ少女漫画の範疇にくぐられても仕方ない今作ではあるが、恋愛映画の基礎としては良く出来ている。 なおDVD版のオマケのアメリカ版のエンディングは蛇足の一言に尽きる。あれは父親役のドナルド・サザーランドが締めている所で微妙なバランスで成り立っているのであって、「いかにもアメリカ的な」キスシーンのエンディングを求めるところがアメリカ国民の民度の低さを表している(言いすぎ?)。
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