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[コメント] ギミー・ヘブン(2004/日)

この監督、安藤政信と宮崎あおいが好きなだけにしか見えなかったよ。
ミュージカラー★梨音令嬢

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







話はまずさておき、この監督、安藤くん大好きなんじゃ? 安藤くんのどうでもよさげなシーンが長いこと長いこと……。いくら私が安藤好きと言えども、若干引きますよ。

まぁ、可愛かったけど。

あと、宮崎あおいね!最後のガーベラの中の彼女を撮りたかっただけなんじゃない?

内容としては、まぁそれなりという感じでした。これの前に見た『ブラック・キス』がかなりひどかったので、ちょっと+に見えたりしてるのもあると思いますけど。

宮崎あおいと江口のガーベラの雨のシーンは監督的に「きれいに撮れたぜ!」とか満足してるのかもしれないけど、でも、共感覚者って、雨がガーベラに見える以外にも、周りで咲いてた桜も、地面の芝生も、全部違う色で見えてるわけでしょ?それをガーベラだけ画的にいいからみたいな感じに見せられても、こっちとしては全然ぐっとこない訳ですよ。むしろ、何かいやらしいわ、マジで。

どうせなら、あの2人が共有してる完全な景色をあそこで見せてくれれば良かったのにと思ってしまいました。

出てた役者が良かっただけに、ちょっと残念な出来でしたね。

ただ、安藤くんはやっぱり上手ですね。久々にちゃんとした彼が観られた気がして、それだけでもこの映画を観た価値はありました。あと、松田龍平ってスッゴイ滑舌悪いンすね!彼の長いモノローグはちょっと辛いものがありました……。

共感覚って題材は面白そうだったけど、もうちょっと映像的に切り込んでくれれば面白かったのになと思いました。じゃなきゃ、別にこれ共感覚である必要が大してないような……。

(評価:★4)

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