[コメント] 乱(1985/日)
げに恐ろしやぁ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
げに恐ろしきは、楓の方の執念。
げに恐ろしきは、その土地から離れたくないと言う理由の楓の方の矜持。 (土地に対する女性の執念は恐ろしいものがあります、風と共に去りぬでもそう)
げに美しきは、その形式化、様式化された映像から溢れ出る、紅蓮の炎
げに無常なりは、ラストで石垣から落ちた掛け軸から微笑みかける菩薩の尊顔。
一番げに恐ろしきは、 一度も顔が画面に映らなかった次郎の正妻の首がはねられていたと言う、 混沌の中にある現実。死しても尚その望みを叶える楓の方の執念の賜物。
そして、げに鈍感なりは、仲代だと気付かずに見ていた私の鈍感さ(笑)
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