[コメント] プルーフ・オブ・マイ・ライフ(2005/米)
もうちょっと工夫して欲しかった所ですね。小骨が喉に刺さったような居心地の悪さを感じます。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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数学者の恋物語というので、なんか面白いかも。と思って拝見したが、実際は何のことはないウェルメイドなラブロマンスだった。
これが悪いとは言わない。精神的にかなり危ない縁に立っている女性役をパルトロウが好演しているし、時折出てくるホプキンスも良い味出してる。ギレンホールも、ようやく丁度良い年齢に達してきたか?概ねキャラクタには文句なし。不細工役に体当たりでぶつかっていったパルトロウは褒めるべきだろう。
過去と現在、そして妄想も含めてザッピングして画面に登場する演出もなかなか良い感じに仕上がってる。それぞれの時間をきちんと設定してるので、ほとんど混乱せずに観ることが出来たし、場面転換がこういう作品に陥りがちな過剰さが無かったのも良い。数式に関しては、あんまりうまい使い方とは言えないけど、これくらいが適切かな?(『ビューティフル・マインド』(2001)位の演出を工夫して欲しかった所)。
大変無難な意味で高水準にまとまった作品だとは言えるだろう。ただ一つ、ウェルメイドのラブロマンスものが私は嫌いだと言うことだけ除けば。面白いと思わせるには、もうちょっと他の要素で目を見張らせて欲しい。良作といえるまでには一押しもふた押しも足りなかった感じ。
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