[コメント] PROMISE 無極(2005/香港=中国=韓国=日)
映像不可能な物語には、技術と想像力で解決できるものと、映像化してはいけないものがあると思うのだが、たぶん、これは後者なのだ。
この物語だけがそうなのではなく、世界の神話には、映像化してしまっても面白くもなんともないものというのはいくらでもあると思うのだけれども。『パッション』映像化することでメッセージとなりえた作品だが、チェン・カイコー極私的神話にはそんな役目もない。世の中にはハリポタやLOTRのように、技術と才能で解決する「映像化不可能」ものあると思うが、これは多分、該当しない。それでもなおこれを映像化したというこの作品はまさにチェン・カイコーのそれであって、芸術作品であることは認めるが、その芸術性を「高い」というのはちょっとつらい。まぁ、『キャシャーン』よりはましというか。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (3 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。