[コメント] ブレイキング・ニュース(2004/香港=中国)
リッチー・レンの悪役ぶり、良かったなあ。『星願』の彼とは全然違った魅力がある。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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レベッカにとっては、予想しないコントロールできない出来事自体が“ブレイキング・ニュース”。しかし最後には笑う、強い立場であることに悔しさを覚えてしまう。操作への反発と、悪者である側に私の気持ちを持っていかれてせいか。たとえば、“強盗さんと殺し屋さん”が食事を作るシーン(そして続く食事のシーン)は素晴らしい。真正面から二人を映し、「店を持ちたい」と語らせる。しかし、二人の背景に何があるのかは全体を通しても結局語られることはない。甘さや想像の余地を完全に拒否している。それがまたかっこいい。場面の切り替わりが好きなのと、間のとりかたの絶妙さに惚れ惚れする。だけど、とってもとっても地味な映画。すすんで人にすすめることはできないことを感じつつも私は好きな映画です。
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