[コメント] CUBE ZERO(2004/カナダ)
映画を見終った人むけのレビューです。
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今回は「監視するもの」が堂々と登場。「被験者」の様子を監視しながら報告するわけだけど、いまさらこんな人たち出されても困るんだけどと思う。さらに監視する者の上司や組織まで登場。「2」で中途半端に「CUBEの謎を作ろうとした」のに失敗したので、「再挑戦」したという印象。
しかし、なんともせっかくの箱の中のドキドキが、外の様子が映るおかげで、薄れる展開だったし、だいたい「監視者」はどんな人(ただの雇われというわけではないし)?、で、こいつらが「人のために何かをしよう」とするのが、不自然(いや自然なのか?)だし。
彼らが「活躍」するせいで、被験者たちが心理的に追い詰められるような、極限にはたっせず、ただなんとなく死んでゆく感じだし、一人一人の「特徴」もない(女の人と兵士だけは「設定」があったが、思考の特徴とかもなかった。)
そしてこのシリーズの最大の魅力の「CUBE」のトラップも、ネタ切れっぽい(それでも「2」よりはマシ。)ただ、ちょっと気になった設定がひとつ。「アナタハ神ヲ信ジマスカ?」で「YES」のボタンを押したら?。だから最後は女性と監視者の男がそこにたどり着き、「YES」と言って「結末になる」とばかり思ってた。それが「救済」か「絶望」なのか?。でもならなかったのは不満だ。
あらためて「2」のレビューを読み返して、ねこすけさんのコメントの「CUBEは誰が何の為に作ったか、そんな映画じゃない」というところに改めて同意させられる一本でした。
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