[コメント] メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(2005/米=仏)
ガブリエル・ガルシア=マルケスの「百年の孤独」を思い出した人は多いと思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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メルキアデスという名前はラテン人でありふれた名前なのかもしれない。 http://es.wikipedia.org/wiki/Melqu%C3%ADades スペイン語は読めないが聖人のようだ。 翻訳を読むと32代の教皇のようである。 日本語では(英語発音だろう)ミルティアデスになっている。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%87%E3%82%B9_(%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E6%95%99%E7%9A%87)
ともかく、私は良く知っているメルキアデスのイメージ抜きで見ることは出来なかった。 全然別のメルキアデスが出てきたが、そこにあるのは紛れも無い、ガルシア=マルケスの書いたラテンアメリカのイメージであった。
歴史などというものが存在しない世界、人が生まれて死に埋葬されていく。町さえも歴史から消えていく。インカの時代の町が消え去ったことに大騒ぎする馬鹿がいるが、そんなことはここではありふれたことなのだろう。
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