[コメント] 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌〈レクイエム〉(2006/日)
怪盗キッドがこのドラマの華となっている。
全般的に楽しめる内容ではあるが、10年経過すると、子供の成長にあわせて、映画の成長にも期待したいところだ。
今回の作品は「映画として楽しめるものだったか?」というと少し寂しい。テレビのスペシャル程度の作品に思えてしまう。結末も非常に内面化したものだ。
かつて『世紀末の魔術師』で、そのスケールを見せ付けたり、『ベイカー街の亡霊』で古典小説と死んだ少年との遭遇を演出したダイナミックさからすると、近年のこのシリーズの低調を感じてしまう。
このシリーズの要所で登場する「怪盗キッド」は、映画においても華である。今回の作品でも見事にコナン達を救出する。かつて工藤新一を土壇場で救出する怪盗キッドのおしゃれでセンスの良いキャラが、映画版を常に救っているようだ。
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