[コメント] フル・モンティ(1997/英)
恥も外聞も服と一緒にかなぐり捨てて、ゼロから再出発したダメオヤジ達のサクセスストーリー。この映画を、今、不況に喘いでいる日本のオヤジ達に見せて、元気づけてやりたい。そう、何事も一生懸命やれば、何とかなるもんさ!!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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利発な息子が、失業した親父を支える。そして、その愛情によって親父は息子を守るために一念奮起する。今度は、逆に親父の頑張る姿を見て、息子は自分の置かれている苦境(この場合は両親の離婚)を乗り越える。この流れは、英国の炭鉱映画(本作は鉄鋼所)のパターンとも言えるが、私は、後に作られた『リトル・ダンサー』と良く似ている気がした。大きな違いは、サクセスが親父にあるか息子にあるかの違いである。
『リトル・ダンサー』では、息子の夢を必死に支えようとする親父の姿に感動したが、この映画では、親父の人生再生を必死に支えようとする息子の姿に感動させられた。最近の英国映画は、この手の感情描写が非常に上手い。
いづれにせよ、両者とも、見終わった後に、アメリカ映画とは違う感動と爽快感が残る映画である。
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