[コメント] ヨコハマメリー(2005/日)
実録『欲望という名の電車』みたいなメリーさんの人生へ、手を差し伸べる人たちのいたことに安堵。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
本作最大のヒーローはなんと言っても永登元次郎さん。施設を訪ねたラストシーンでは、カメラのぶしつけな視線の前に身をさらすがままのメリーさんをかばい、「もういいでしょ」とカメラから遠ざけてあげていました。
そのまま忘れ去られてしまったとしても不思議でない、でもそれには惜しい存在なハマの伝説、メリーさん。なにも分からなくなってしまう寸前でそれらの断片をすくい上げ、拾い集めた本作も貴重な存在と思います。
当事、彼女の出身県では本作が上映されることはなく、隣県まで観に行ったのでした。中村監督のトークショーつきの回で観れたのは思わぬ収穫でありました。
80/100(17/06/23記)
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