[コメント] 山椒大夫(1954/日)
死や人、その別れにとても冷たい印象。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ふと、寂しい感じ。
親子は引き離され、子供はどんなにもがいても、その矮小な力では立ち向かう事は出来ないし、召し使いは只の何の出来事も無かったかの様に何の拍子も無く舟から落ちて何の表情も見せる事無く死んでしまうし。
安寿は、1カットずつ、消え入る様に、又は今まで何も無かったかの様に、 水面にわずかばかりの波紋を残して死んでしまうし。
山椒大夫を追い出しても、特に快活に喜ぶ事なく只するべき事をしたまでだと言う感じで、その屋敷に炎が上がっても厨子王は只もう終わった事、人事の様に只、そうかとうなずくだけだし。
ラストは広大な海をわかつ様にそびえる小島を写し、何だかそれが安寿や厨子王達親子の初めから決まっていた運命の様な印象を受けるし、
むー、何だか感動はしたけれど、死や人と言うものに冷たい印象で、寂しい感じだ。
ま、この時代、死や別れそれ自体が非日常では無く日常であると言ってしまえばそれまでなんだけどさ。
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