[コメント] 夜のピクニック(2006/日)
青春は遠くにありて想うもの
大学時代にサイクリング同好会で新潟の直江津から世田谷区まで300キロ超を一晩かけて走破するというのをやったことがあるのを思い出した。
深夜、碓氷峠を下っていた時にめがね橋が闇の中にぼうっと空に浮かんでいるのを見て、なんとも不気味だったのを今でもよく覚えている。
「このアングルでこの風景を見ることは一生ないんだろうな。」や「青春するぞ」という台詞が印象的だったが、どの台詞にもなんだか青春時代に特有の不安が感じられる。
青春は遠くにありて想うもの
とかくこの年代は目の前にあることをこなすのに精一杯なため、自分たちが今まさに青春の真っ只中にいる実感を感じられないもので、後々になって、「ああ、あれが青春だったんだな。」と思うことがよくある。彼らもいつかそういう日がくることだろう。
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