[コメント] マスター・オブ・サンダー 〜決戦!!封魔龍虎伝〜(2006/日)
正直、東映特撮ファン以外の観客にとっては、千葉真一対倉田保昭のバトル以外のシーンは単なる前フリ以外の何物でもない筈。そんな映画を面白くするには、よっぽど素晴らしい脚本と演技陣が必要とされるのだが、それがあまりにリキがこもっていない。
まあ、倉田と千葉のどちらかを最初から悪の大ボスにしてしまえば、話は簡単なのだ。だが、そこらへんを許さないのがファン心理の難しいところである。
こまごまとした事を言えば、松村雄基は大ボスにしてはあっけない終わり方をするとか、芳賀優里亜のガリ勉娘は遅すぎる設定だとか、アドゴニーは何しに出てきたんだとか、いろいろあるにはあるにせよ、上記のごとく単なる前フリに終わっているので好きにしてくれ、の一語。でも、日本のアクション映画はもはや特撮モノ以外は壊滅状態にあることを考えてほしい。イケメンライダーもいいけど、マジで日本アクション映画を活性化させる(←これはチラシの惹句)スターを育て、スタッフを育てることを考えないと…。谷垣監督は可哀想だが論外であった。
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