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[コメント] マグノリアの花たち(1989/米)

すばらしい戯曲を、一気に読んだあとのホケーっとした感じ。
Shrewd Fellow

 すべてのセリフに無駄がなく、さりげない普段の会話のようでいて、実はものすごくよく練られて(計算されて)いるように思いました。だから、ひとつひとつが心に残ってきます。

 特に、最後のほうのサム・シェパードがトゥルービィに正直な気持ちを打ち明けるシーンはすばらしかった。すごい存在感。本もすごいが、役者もすごい。それにしても、サム・シェパードっていいですねー。

 また、南部の風景も、とてもきれいで、いつも花が咲いていて、それぞれのシーンにぴったりのお花がセットされているところも見逃せません。それに、ドリーほど流暢ではないにしろ、ジュリアもがんばって南部しゃべりに挑戦していたし(もちろんオリンピアやシャーリーは文句無し)、まったく南部ってこんな感じなんだろうなー、と思わせてくれました。

 それでも、3点なのは、うーん・・・なんだか、橋田ファミリーがでてきそうな感じがするからです。まったくなんの根拠もなくて、申し訳ないとは思うのですが、赤木春恵や山岡久乃のカオが頭をよぎってしまったのデス・・・ごめんね、ロス監督!

(評価:★3)

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