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[コメント] Death Note デスノート the Last name(2006/日)

原作漫画とは別モノとして、サスペンスをきっちり楽しませてくれた。映画化に際して、変なところに目的が行っていない。(2008.02.08.)
Keita

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







前編と同様、原作と変更している部分があっても違和感を感じさせずに楽しませてくれるエンターテイメントだった。映画化をした意味を、「ヒットした」という部分から以外も感じることが出来るのが良い。

そして、藤原竜也が相変わらず上手い。松山ケンイチはキャラクターとしてLをうまく自分のものにしたが、演技の質で言えば断然藤原の方が上手だろう。

自らがキラだとついに明かされ、最終的に動転してリュークにすがる様は原作でも登場するが、こういった豹変ぶりを違和感なく演技に落とし込んでくるところがすごい。下手に演技すると重要なシーンなのに冷めてしまうものなのだが、むしろ演技で迫力を感じさせてくれた。完璧とは言えないラストシーンを、藤原の演技がクオリティアップさせた部分も強いと思う。

カメラワーク含め、シーンの作り方もなかなか。娯楽サスペンスとしての醍醐味は前後編ともに薄れなかった。

(評価:★4)

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