[コメント] えんがわの犬(2001/日)
ほんのりとハートウォーミングな一編。落ち込んでいるときにこれを観れば、人生、そんなに捨てたものじゃない、と思わせてくれること必至な鈍く光る宝石のようなお話。
若い少年少女と、謎の男の訪問によって、角膜移植手術を拒んでいた「この世に見るべきものはもはやない」老人が手術を受け、外界を見るに至る経緯を描く短編。
手持ちカメラでの撮影は、いかにも手作り感覚があってメッセージが素直に伝わってくる。そう、この世界も捨てたものじゃない。行定勲は、むしろ文芸大作よりもこんな短編でこそ実力を発揮できるのじゃないか。
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