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[コメント] 麦の穂をゆらす風(2006/英=アイルランド=独=伊=スペイン=仏)

人間性に疑問あり。
ishou

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 いくら革命のためとはいえ、幼馴染や兄弟を殺害してしまうことには共感できません。いかに逡巡し、悲観し、涙を流しても、言い訳程度にしか見えませんでした。革命の精神が嘘でないのなら、自分の命をかけてでも友の逃亡を画策するなど、なんとか助けようとするのが自然な行動ではないでしょうか。代償として精神に異常きたすとか、それなりのものが描かれていればわかる話ですが、最後まで理路整然としてそこに居続けます。そして何故か、最後には亡き弟の夫人に会いに行く始末です。どの面さげてそんなことできるのでしょうか。もし同じ立場で国のために尽くすつもりなら、あえて二度と会わないようにするべきなのでは?目の前で、夫人が当然のように乱れ泣き崩れる姿を見て、彼はこのあとどうなってしまうのでしょう…

(評価:★2)

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