[コメント] 沼地という名の町(2001/アルゼンチン=仏=スペイン)
悪くない。「雰囲気」があるというだけでも立派だ。冒頭から一貫して「死」の気配と「性」の匂いを濃く漂わせるイメージで物語が紡がれる。一見して全体像が掴み難いというのは説明的なカットや台詞を入れようとしない志の高さから来るものでもあるが、単に数多い登場人物を捌ききれていないためでもあろう。
それにしてもこの少しくすんだブルーの色調の画面、南米を舞台にした最近の映画でたびたび見かけるような気がします。全篇がそうとは限りませんが、たとえば『カーサ・エスペランサ 赤ちゃんたちの家』『ウィスキー』『セントラル・ステーション』など。何か理由があるのでしょうか。
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